生徒の投稿

僕が作ったプログラム

筆者:みかた麹杜高等学院 生徒
2024.07.25

ChatGPTを用いたプログラミング

令和6年3月から5月ぐらいまでプログラミングに熱狂してプログラムを作ったり勉強したりしました。きっかけはネットの友達と雑談をしているときに、友達が自作したホームページやChromeの拡張機能を見て、自分も作りたいと思ったのがきっかけです。ちなみに僕は今までに何回かプログラミングをやろうとして勉強しましたが、すべて挫折しました。今回初めて成功して面白いと思いました。結果としてChatGPTにコードを書くのを指示し、Pythonというプログラミング言語で三個プログラムを作りました。

 

最初はDiscord上で自分が持っている曲や設定された曲を再生するBotを作りました。この「Discord」というアプリは通話したり文字で会話したりできる無料のアプリです。「Bot」というのはインターネット上で事前に設定された処理を実行するプログラムのことです。そして僕が作ったBotの仕組みや使い方を説明します。

まずDiscord上で、僕の作ったBotをサーバーに追加し、通話する部屋に入っておきます。そしてチャットに僕が設定したコマンドと曲名を送信します(例:”/saisei 「曲名」”)。そうすると、通話する部屋にBotが入ってきて指定された曲が再生される仕組みです。他にも違うコマンドや機能があって、・通話から退出 ・曲を中断 ・チャットに貼られた曲を再生 ・再生のキュー機能など、他にもおまけ的な機能がありますが具体的な機能はこんな感じです。このDiscordの音楽再生Botはこれらの機能で基本的に使えるレベルなので現時点では完成としています。開発をしてみた感想として全体的にうまくいった感覚がありました。

もう一つは、指定したフォルダーの中にある圧縮ファイルを検知して解凍し、指定したフォルダーに移動するというソフトウェアです。初期の開発段階では、コマンドプロンプトの文字だけで操作するシンプルな画面(ターミナル)で、個人の使用では利便性があるので良いのですが、キーボードだけでしか操作できないので他の人にとっては使いにくいので完璧とは言えません。

これらはすべてChatGPTでコードを書くのを指示して作りましたが、どのコードで何が行われているのか、などは自分で見てわかるようにならないといけないので独学で調べて勉強しました。ChatGPTでプログラムのエラー文やコードを送り、エラーの修正などコードをわかりやすく説明してもらう事もできるのでそんなこともしました。

他の人も使えるように、このソフトのGUIを作りボタンを大きくしてわかりやすいように改善したり、再起動してもパスの設定が保存されるように機能を追加したり、GUIバージョンを作りました。ですがこれはまだ完成度が低く、解凍元のファイルをゴミ箱に移動する機能の処理がエラーで動かなかったりしていて手こずっています。

最新のGUIバージョン

旧GUIバージョン

 

最終的に、2024/06/19時点では最初に作っていた、ターミナルを操作するバージョンを改良し、足りなかった機能を追加して便利にしました。具体的な機能として、・パスの設定保存機能 ・設定先の表示 ・モード選択:①圧縮ファイルを検索するか、②パスを変更するか、③プログラムを終了するのか、選択方式に変えました。

これでちゃんと使えるレベルになったので、ひとまず完成としました。

コンソールバージョンの開発画面

コンソールバージョン

感想

プログラムを作ってみて、わかってきたら楽しいと感じました。今回はChatGPTでAIの力を借りてできたので、難易度的には自分の手で書くより圧倒的に簡単だと思いました。なぜかというとAIの力を借りない場合は、まずPythonの予約語の使い方を学ぶ必要があるのと、全体的なコードの並べ方や書き方を学ぶ必要がある。エラーの対処も必要など並べたらキリがないくらいあると思います。とは言っても僕がAIの力を使っても学ぶことはたくさんありました。例えば、 ・コードエディターの選別 ・コードエディターの使い方 ・Pythonの入れ方 ・環境変数の設定 ・どのコードでなんの処理をしているのか理解する ・基礎的なコードの使い方を学んだ ・ChatGPTの使い方を理解する、などAIを使ったからと言ってもパソコンの知識がないと難しいと思います。ですが、一からプログラミングを学ぶより簡単で、成功体験が掴みやすいのでプログラミングをしてみたい人にはおすすめです。